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2018.07.14

Jikonkaのお茶づくり─紅茶編─

Jikonkaのお茶づくり─紅茶編─

2018年7月4日(水)に行った製茶の記録です。
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・三重は日本三大茶産地
みなさんは伊勢茶を飲まれたことはありますか?お茶といえば静岡が有名ですが、実は、三重は、静岡、鹿児島に次ぐ、日本三大茶産地の一つなのです。そして、明治時代に紅茶の製造技術が伝わると、日本は紅茶の輸出大国になりました。中でも三重の伊勢茶はトップブランドとして世界的に高い評価を受けています。

かつて一世を風靡した製茶業は年々衰退し、当時作られた品種も記憶から忘れ去られようとしています。Jikonkaでは、そんな地元の資産を未来へつないでいこうと、亀山市の「市川大楽園」さんとともにお茶づくりを行っています。
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写真:野生化した茶畑

・Jikonkaの紅茶づくり
先日は白茶を作りましたが、今回のテーマは紅茶。市川大楽園の市川泰三さんに協力いただき、べにふうき、在来種、そして、かつて亀山市で生産されていたF4の3種類の紅茶の試作を行いました。

緑茶、白茶、紅茶は、同じ木からできています。違いは作り方にあります。緑茶は発酵前に熱を加えて酵素を止めますが、白茶は日陰でゆっくり萎凋させ、そのまま長い時間をかけて乾燥します。酵素の不活性化課程がないのと、揉まないのが特徴。そして紅茶は、揉みながら完全に発酵させたお茶です。
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写真:萎凋させた在来種の茶葉

博物館に展示されていそうな四連揉捻機を使い、小ロットで試作していきます。
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時々ほぐしながら揉捻し、茶葉の様子を見ながら時間を調整していきます。均一になるように篩にかけ、再び揉捻。
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揉捻が終わった茶葉。
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さらに、湿ったタオルをかけてしばらくおき、完全に発酵すると、甘い香りが漂ってきます。品種によって香りが随分違うのがわかります。中でも、F4は市川さんも絶賛の甘く芳醇な芳香がありました。
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最後に、これがまた、手で引き出しを押さえ続けていなければならないという、レトロな乾燥機にかけます。
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数十秒でこのとおり。
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白茶でも絶賛されたF4の紅茶はどのような味になるのでしょうか?

このF4という系統、昭和40年代にはたくさん作られていたようですが、実は来歴不明で謎に満ちていて、現在調査中です。

次回は、紅茶の飲みくらべを行いたいと思います。未知のF4の来歴とともに乞うご期待!